《湊》ミナト

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俺は冷蔵庫から ミネラルウォーターを出すと 渇いた喉に流し込む。 「ねぇミナト 今度いつ会える? 私はいつでも空けておくわ。 あなたが来てくれるなら」 「…………」 「ねぇ、ミナト聞いてるの~? あっ!テーブルの上のタバコ 取ってくれる?」 俺はタバコを 投げるように渡すと 素肌に直接シャツを 羽織った。 シャワーで 火照った体に ひんやりしたシャツが 気持ちいい。 「ミナトったら聞いてるの?」 女がタバコを火をつけ 煙りを吐きながら言う。 真っ赤なマニキュアを 塗った爪が 手を白く見せる。 「ねぇ、ミナト~」 はっきり言って お前…ウザイ。
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