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ボスっとベッドに倒れこむ。
あいつは俺のこと、もう恋人としては見てへんのとちゃうかなぁ?
やから、女遊び辞めへんのとちゃうの?
×いちの×はもしかして、徳井と別れることを意味しとるんとちゃうんかなぁ?
この際もう、はっきりきっぱり別れた方がいいんかなぁ?
そんな、マイナスイメージしか持てなくなってきた寝室のドアの向こう側で、徳井が遠慮がちにノックする音が聞こえた。
「ふくちゃ~ん、なんか怒っとる~?誤解させたなら謝るからここ開けてぇな」
誤解ってなんやねん、誤解なんかしてへんわ。
言い訳をさせてくれと言う徳井の言葉を無視して布団の中にもぐりこむと、徳井はドアが開かないことを悟ったのかその場で大声で話し始まった。
「ふく~、ごめんな~、俺が浮気ばっかしとるから怒っとるんやろ~?でも今度はちゃんと分かれたから、女の子みんな手ぇ切ってきたから、あ、や、まだチョット残ってるけど(ごにょごにょ)、近日中には別れるし!!・・・・女の子にもろたモン全部捨てたら寒ぅなってもうて、福に嫌な思いさしてごめんな、彼女ら好みの俺はやめるし、あと、真っ白やった福ちゃんを俺好みに染めてしもたんは俺やからちゃんと責任とるし、今度は福ちゃんが俺のこと染め・・・・」
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