赤子

4/8
前へ
/57ページ
次へ
暫く走ると小さな病院を見つけた。 ドンドンッ! 「おい!開けてくれ!子供が死にそうなんだ!」 ドンドンッ! とっくに診察時間を過ぎた病院のドアを男は乱暴に叩いた。 ガチャッ! 「もう診察時間は…」 目をこすりながら出てきた医者は赤子の姿を見て言葉を失った。 「い、いかん!とにかく中に!」 医者に言われ男は中に入った。 「こいつさっきあそこで…」 「話は後だ!とにかく急がなければ!手伝ってくれ!」 男の話を遮り医者は言った。
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

55人が本棚に入れています
本棚に追加