赤子

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なんだか酷く疲れた… 男は安心したのか椅子に座ったまま眠りについた。 誰だ? おい! やめてくれ! 頼むから! 「うわあぁぁぁぁ~!」 夢にうなされて男が目を覚ますと医者が暖かいコーヒーを持って来てくれた。 「どうした?酷くうなされてたな。」 「あぁ…昔の夢を見たんだ…それよりあの子は?」 「警察は保護すると言っていたが親を見つけるのは無理だろうな…」 「見つからないとどうなる?」 「可哀相だが施設にいれられる。」 「そうか…」 男は悲しい顔をした。
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