余裕と不安…

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令状が読み終わると二人を残して一斉に家宅捜索が始まった。 一人は出口の前に立っている。逃走防止の為だろう。 そして目付きの鋭いもう一人の男は私に話し掛けてくる。 『正直に言ったほうが身のためだぞ、何処にあるんだ?』 ドラマとかでありそうなお決まりの文句だ! もし、部屋にネタがあるならば諦めて出したと思う。見付かるのは目に見えているからだ。 しかし、ネタはない。 掃除機でもかけられでもしない限りは結晶すら見つからないだろう。
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