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こいつは長澤亮(ながさわりょう)
小さい頃からの友達、まぁ幼なじみっていうのか?
亮とは付き合いが長いから、亮が何か話したいことがありそうにしているのは直ぐに分かった。
一:「何だよ?本題に入ったらどうだ?」
亮:「あ、やっぱバレてた?」
笑いながら両手を頭の後ろで組んだ。
亮:「一は~さ、部活……入らない、わけ?」
何かを探るかのようにぎこちなく聞いてきた。
一:「ああ、今の所はな。」
さらっと答えた。
亮:「そうか……」
がっかりそうにする亮。
一:「亮はもちろんテニス部に入るんだろ?」
亮:「あったり前!この学校は全国でも強豪校なんだ!
だからここでNo.1プレイヤーになるってのが目標だ!!
そうすれば全国でも名プレイヤーって事になるからな!」
やっぱこいつテニスの話しになると目を輝かせやがる。
亮は小さい頃から親にテニスを教えられてた。
両親は学生の頃、全国でもトッププレイヤーだったらしい。
亮はその血を引いてか、いろいろな大会に出ては優勝して帰ってきて、よく自慢してた。
テニスの事はよく知らないけど天才ってやつなんじゃないかな?
この学校がテニスの強豪校何てのは初めて知ったけどな。
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