554人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日
藍と一緒に学校に向かう。
手を繋いで、他愛のない話をしてるんだけど、たまにやっぱり勉強の話になるんだ。
こういう些細な楽しみの時間を潰す、勉強っていう存在を最近俺は心底恨んでいる。
「なぁ藍。こういう時ぐらい勉強の話は辞めねー?」
「あっ!ごめんね。嫌だよね。でも、私凄く不安でさ。」
「大丈夫だって。お前なら受かるから。」
「本当にそう思う?」
「なんなら自称神の結城に誓ってやってきてもいい。」
「ん~。今度ちゃんとした神社にお祈りに行こうね♪」
ああ、はいはい。
藍には悪いけど、神社に行ったら俺は確実に「大学受験なんて消えちまえ!」
って切実に願うね…
まあ、それからは出来るだけ勉強の話を避けて話をしていた。
そんな時、藍が言ったこと
「そういえば、今日は十五夜だね♪今日は忙しくて無理だけど、今度の十五夜は一緒に満月見ようね♪」
と言った。
そのことについて、話をしていると学校に着いた。
最初のコメントを投稿しよう!