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俺がいたのは職員室。
担任にあるお願いをしに来たのだ。
「おお。どうした樹?」
「いや、小野の奴が、展示に使う部活動の優勝カップやらトロフィーを一度並べたい。なんて言うからさ。俺はお使い。でも、鍵が無いと持ち出せないだろ?貸してくんね?」
俺がそう言うと、担任のハゲは快く鍵を貸してくれた。
まあ、作戦の第一段階完了ってとこかな?
俺はトロフィーやらカップやらが飾ってある展示室の前にいた。
鍵を開けて目ぼしい優勝カップを手に取る。
「おっ!弓道部関東大会優勝カップか♪いいね♪」
とか言いながら、物色を続ける。
そして、二つの優勝カップを手に取って、玄関に向かった。
玄関に着き、しばらくすると、大和が来た。
「お待た♪準備万端だぜ!」
そう言ってカバンの中身を大和は見せてきた。
中を覗くと、ビール瓶が二つに、団子やらツマミやらが入っていた。
俺はそんな大和に親指を立てて
「グッジョブ!」
と言った。
あとは夜が来るのを待つだけか♪
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