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どんな街にも
どんな場所にも
どんな世界にも
人がいる所には争いが起こる
だから…私は、私はその罪を…
「見つけた、ここ数日の事件の犯人」
自分の武器を構え、ターゲットに斬りかかる。
相手も反撃をしてくるけれど、そんなのを物ともせず受け流し…斬る
私が斬ることが出来るのは「人殺し」だけ。
まだ人を殺していない人間を斬ることは出来ないから、殺してから斬るかそれを防いで殺さないで騎士団に差し出すしかない
別にそれはいい
私にとってはそんなのは些細な事。
ただ嫌なのは、斬ると地面にある雪が白から赤黒く染まって
自分の手も赤く染まっていくこと
どんなに洗っても落ちない汚れ
所詮私も「人殺し」
許されているのは私が"断罪者"だから許されること…
どこでそうなったのか
どうしてこんな事をしているかわからない
ただ1つわかっているのは
私が迷っているということ。
人殺しなりの迷い
(迷わないのは人を殺すという事だけ)
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