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「草島君~!進み具合はどう?」
と川崎。想定外。
「オー、大樹。こんなとこで茶番なんかせず私の補講受けてよ」
とフォーリ。予想GUYです。
「あんたなんかに興味ない。早く向山さんを出してよ」
と押田。人間として規格外。
屋上には男子俺1人、女子5人、平安人1人、という、ハーレムフィールドが展開中なのだ。
「うっほほーい!!ゴムゴムのバズーカじゃーい!」
アドレナリンが分泌されすぎ。興奮。今なら王下七武海にも勝てる。伏せ字とかどうでもいいや。
だってよ、この学校を代表するほどのポテンシャルをもった女性が5人も俺を囲むんだぜ?鼻血が止まりませんよ隊長。
あっ、と押田が甲高く声を上げる。
「真美じゃ~ん!どしたの?」
ん?二人は知り合いか?
「どうしたもこうしたもない。勉学に励む有望性を秘めた女子高生を妨害する輩を諌めにきただけだ」
「へぇ~?本当にそれだけ?」
「勿論」
「ウソつき。憧れのだ―――……」
刹那、何故か顔や耳が真っ赤になったミズキは、真正面の平安美人にフライイングクロスチョップを叩きこんだ。ノックアウト。
「はぁ……はぁ…まったく……くだらない詮索はよせ」
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