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顔が真っ赤なトマトだぞ、ミズキ。
「そ、そ、そんなことはない。断じてない。天文学的な数字だ。10の26乗分の1ぐらいの数字だ」
何やら意味のわからないことを口走るやつだ。
挙動不審な後輩を放置し、
「質問だ。なぜフォーリや川崎がいるんだ」
「そりゃあ……ねぇ、ミス川崎」
「草島君、その質問は地球って何で青いかって聞いてるようなもんだよ?」
「そうよ」
フォーリと川崎がタッグで攻めてくる。地球が何故青いかなんて知るか。青いから青いんだろ。
「つまり、そゆことだよ。理由なんか無い、いらないってこと」
むう……上手く言いくるめられたわ。お手上げです。
「いや、腑に落ちん。理由を教えろ」
こんな地球規模の技で納得するほど、頭がお花畑じゃないんですよ。
その問いには理恵が答えた。
「一言で言うと、ジェラシーよ。皆あんたと清水さんのお気楽小劇場が羨ましいのよ」
その言葉にフォーリと川崎が激しく頷く。
ふぅ…つくづく俺って罪な男。ナルシスも嫉妬。
んで話を要約すると………?
「つまり、その作戦に私達も仲間に入れて欲しいわけ。私はあまり乗り気じゃないけど」
……へぇ。
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