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『コードC:ハレンチ教師との背徳的デート』
さて、行きますか。
休日だってのに、生徒の茶番劇に付き合ってくれる思慮深い先生なんて彼女くらいだろう、現場にフォーリが現れた。
「なぁ先生……この宝石、すっごい綺麗だよなぁ…」
「フフ…そうね、大樹。でもね、宝石なんて所詮ただの装飾品。着ける人が輝いていないと意味を為さないのよ?」
「う~ん…確かに。でも先生なら輝いているから大丈夫だよ」
「あら、たまには上手いこと言うのね。どうする?ホテルでも行く?」
何故そうなる、そして、何故台本を無視してアドリブを入れるんだ。
「え、遠慮するよ。それより、あっちに最近できたカフェテリアがあるんだ。良かったら行かない?」
「良いわよ。レッツゴー」
フォーリが無理矢理俺と腕組みし、意気揚々と闊歩していく。そして路地に消えるのであった。
あと一押しで向山の怒りは沸点を超えるだろう。ストッパーはミズキに任せよう。とどめを刺すぞ。
『コードD:うんちく女との会合』
これで最後だぜ。
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