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誘蛾灯
暗中に淡い光
真っ暗闇から手招きする光
其れは 我が魂と同等の波長を持ち
我が心に安らぎを与える
青白い人魂。
闇により盲目の私は 彷徨う
居場所を求め彷徨う
そして見つけた淡い光
心は既に引き付けられ 逆らえず
只、従うだけ…
淡い光に誘われて
次第に意識が狂ってゆく
思考が破壊されてゆくのが解る
安らか成る『滅び』がじわじわと我が身を包む
そしてやっと辿り着いた淡い光の元
そっと触れた指先に
閃光が走り気付く真実
罠でもいい…
只、最期をお前に委ねたかった。
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