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「なんだか変…。」
ちょっとしゃがんだだけなのに周りの草が目の高さよりもずんずん高くなってみあげるほどまで伸びていった。
「え?どうなってるんだ??」
2人で顔を見合わせた。
慌てて2人で立ち上がってみた。
違う!!!!
周りが伸びたんじゃない。
僕達が縮んでる!!
その証拠にさっき地面に下ろした2人のランドセルやミチトのもっていたサッカーボール、僕達の水筒が巨大化している。
だから、きっと僕達だけが小さくなってしまったんだ。
もう何がなんだかわからない。
「ヨリト、どうしよう。」
ミチトは泣きそうな顔をしている。
僕だって泣きたい、だけど2人で泣く訳にはいかないんだ。
何とかしなくちゃ。でも何をすればいい?
「と、とにかく座ろう。」
僕だっていっぱいいっぱいだ。
。
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