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突然、奈央がなにかを思い出したように、大声をあげた。
奈央「あっ。聡、廃工場に行ってみない?名前もわかったし、呼んでみようよ」
いきなり、隣で大声をあげられた俺は、
聡「いきなり大声だしたら、びっくりするだろ」
奈央「ごめん、ごめん。でも、いい案だと思わない?」
聡「でも、それが本人かはわかんないぜ?」
奈央「そーだけどさぁ。行く価値はあると思うな、私は」
聡「はっ?なにそれ?なんか自信でもあるのかよ?」
奈央「自信なんてないよ。聡じゃ、あるまいし」
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