ーじろちょうー

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俺は、奈央の会話につきあってられずに、しぶしぶ廃工場に行くことにした。 俺たちはじろちょうさんに別れの挨拶をし、自分たちの町に帰ることにした。 奈央「じろちょうさん、ずっとあそこに住むつもりなのかなぁ」 聡「まあ、村を出ていけない以上、どうすることもできねーんじゃねーの?」 奈央「1人で淋しくないのかなぁ?」 聡「そんなこといったら、山の仙人だって1人じゃん。まあ、じろちょうさんは1人じゃねーし」 奈央「それ、どーいうこと?」 聡「千寿様がいるじゃねーか」 奈央「あっ、そっか。いわれれば、そーだね。1人じゃないね」
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