9人が本棚に入れています
本棚に追加
『えーっと…美術室はどこだ~』
大樹はスケッチブックと筆箱を片手に校舎内をさまよっていた
「ったく、この学校は無駄に広すぎるっつの」
とつぶやきながら辺りを見回していた。
確かに七星高校はとてつもなく広い
教室棟、部活棟、図書館、各研究室、寮etc…
新入生は大抵の者が、二、三年生、なかには職員までもが迷ってしまう
尚、大樹が探している美術室は一度、教室棟を出て、部活棟に行かなくてはならない
『………何処だ!?』
大樹はどうにか部活棟にはついたものの、美術室がわからずにいた。
歩いてるうちに、案内板を見つけた大樹はすぐさまそれに駆け寄った。
「えぇ~と…今いるのがここだから~」
幸い、美術室はすぐ近くにあったようだ。
「な~んだ、けっこー近くじゃん。この階段を登ってっと…発見!」
階段を登って左側に美術室というプレートが見えた
美術室の扉の隣には自販機があった
学校内を歩き回った大樹はすっかりノドが渇いていた。
「えっと…何にしよっかなぁ~…ベタにアクエリアスでいいかな~」
大樹が財布を取り出して小銭を入れようとした…そのとき!!
ドンッ!!
誰かがぶつかり、大樹は倒れた
「って~!誰だよ!」
最初のコメントを投稿しよう!