桜の木

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いつまで引きずるのかな… 「恵、行こうっ」 ふいに遠くからさくらが呼ぶ。 「あ、うん。じゃあまた後でね」 恵は気まずさを切り離すかのように太一に微笑む。 「はい」 太一も微笑む。 恵は荷物を取り、さくらの所へ行く。 「太一くんと仲良く話してだね~、もしかしてお邪魔だった?」 さくらは悪戯っぽく笑う。 「そんなんじゃないよ」 恵も笑う。
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