桜の木

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好きな気持ちだけでは、全て上手くいかない事も…。 別れた後の途方もない空虚感。 桜を見て、泣きたくなる事があるということを知る。 でも、いつまでもここで立ち止っているわけにはいかない。 「ごめんね、行こっか」 恵はさくらの方を向き言う。さくらは優しく微笑む。 「うん」 恵はゆっくりと足を踏み出す。 二人は桜並木を通り、門の横を過ぎ歩き去って行った。 完
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