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恵は話の輪の中にはいるが、ただ後ろで聞いているだけだった。
いつまでもアイドルが好きと言い続けたので、子供だなあ、と友達や部活の先輩にさえからかわれた。
中学3年生になっても高校生になったら、その時読んでいた少女マンガや小説のような恋をするのかな?と呑気に思っていた。
幼馴染みはいないので、クラスメートや部活の男の子にある日運命的に告白されるのかな?と想像し、楽しみにしつつ受験勉強をしていた。
子供だった。
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