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「『最後の戦』において優先されるのは『勝利』のみです。
その為に、私は先程の策を献上したのです。
我が軍において、エルナーク将軍以上の武を誇る人物を私は知りません。
ならば、そのエルナーク将軍が陣頭で武を奮うのは当然だと考えます。
もう一度言います。
この戦いにおいては、我々の命などゴミ以下です。
死しても勝利を掴み、民に平和をもたらすことが大切なのです」
「我々の命などはどうでもいい!
私が言っているのはエルナーク将軍…」
「もういい」
グラードの言葉をエルナークが遮った。
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