最終軍議

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「だからさ、このメンツでその呼び名はやめろって」 エルナークはまゆに皺を寄せた。 「でも、ザクトの民はみんな言ってるよ。 エルがいなかったら、きっといつもと同じことの繰り返しだった、って」 アーシャがエルナークの椅子のフカフカを確かめながら言う。 「バカいうな。 全部ラルの言う通りにしてきただけだ」 エルナークがラルバンドの頭をクシャクシャにする。 圧倒的に体格でかなわないラルバンドは、両手でその手を払いのける。 「でも、将軍になれたのはエルの力だよ。 ボク、何にもしてないし」
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