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「俺が教えてやるよぉ…本当のお前はなぁ!残虐で!強欲で!常に血を欲する獣なんだよ!」
「違う…」
「違わねぇだろ?今だって心が叫んでんだろ?殺せ!犯せ!奪い取れ!金を!女を!権力を!全て俺の前に平伏せ!ってなぁ!」
「お前はっ…誰…だ?」
「俺か?俺はなぁ……お前だ…」
「ふざ…けるな!…うっ…痛ぅ…」
ここで頭痛がさらに酷くなった。
「おやぁ?どうやらもう覚醒しかかってますね。」
声と共にいきなり部屋に妙な格好した男が現れた。
「今度は何だ…?」
「その頭痛治めたいでしょう?ならこの薬を飲みなさい。」
創一は言われるがままに飲んだ。
すると頭痛がどんどんと治まっていき声も聞こえなくなっていった。
「いつかまた会う日が来るぜぇ…」
そう言い残して。
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