家族

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きゅうりは小さなマンションを借りて一人暮らしをしていた。   話を聞くときゅうりには親がいないらしい。   15の冬きゅうりを残し両親は他界した。 親戚は未成年だったきゅうりを引き取ったけど、実の息子ではないきゅうりには冷たく接した。   16の夏きゅうりは家をでた。   きゅうりはそれ以降、変わった。 眼鏡をコンタクトに変え   ピアスをあけ   お酒を覚えた。   『外見を変えたら女が急に寄ってきてさ』   やんちゃな笑顔で話すきゅうり。     だけどきゅうりはどこか寂しそうな表情もみせた。   強がらないで。     きゅうりを守りたいと思った。     きゅうり   好きだよ。
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