桜の恋

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春、俺は親が離婚した関係で、ここ秋ヶ崎(あきがさき)高校に転校してきた。 登校5日目にして今だに友達ができてない状況にいる…。 まぁそれは俺のせいだからしかたないのだが…。女と間違われて告白されることが今までになんどかあり、周りにちかずいてくるようなやつはみんな俺を手に入れるだの付き合うだの体が目的だのそんな事しか考えていないことがわかっている。1人でいるほうが楽だから友達を作らないのだ。それにしてもこの学校はおかしすぎる…なぜなら男同士のカップル、いうならばホモが多すぎる!寮で同室になった奴が言っていた。 「ここは男子校…男同士のカップルがいてもおかしくない」 っと。俺には考えらんないことだな。 そんなことを考えていたとき… 「なぁな~早乙女って彼女いるの???」 いつも聞かれることだった。でも、 「いない、けど…」 「マヂ!!!俺てっきりいるのかと思った。」 「な、なんで」 「柊(ひいらぎ)がお前が女と歩いてるの見たって…あっ!!柊って俺の彼女~。前にお前の写真みせたから顔知ってんだよ」 「なんで秋瀬(あきせ)が俺のしゃしんなんて」 「ホモたちが隠し撮りしたやつが俺にも回ってきたんだよ。」 「な!!!!なんだよ!それ!」「困るよなぁ~なんでこの学校変な奴しかいねぇんだかなぁ」 「えっ!?」 「この学校って女と付き合ってる奴少なくてさ、なんかホモじゃないってだけでハブられんだよ。変なん話だよなぁ~」 「わかる!!!」 「お前も大変だろ!!なんかあったらすぐ俺頼っていいから」 ちがった。今までの奴とコイツ秋瀬奏(あきせかなで)は…。この日から奏は俺の友達1号になった。
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