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手首を見るとわっかをはめられた所が赤く晴れ上がっていた。
とりあえずこれを外してもらわないと…。
「ねぇ…。けいた。」
「ん?どうしたんだい?」
その声色からはさっきの反省など微塵も感じられない。
「これ…凄く痛いわ。」
そう言って私は赤くなった手首をけいたに見せた。
「あっ!…だけど。」
「私はどこへも行かないわ!」
そう言って私はけいたにキスをした。
悔しさで歯を食いしばりながら。
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