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けいたは少し迷った素振りを見せたものの意外とすぐに信用して私の手首についたわっかを外した。
ジャラ
鎖が地面に落ちる音が部屋に響いた。
よし。
これで少しは希望が見えてきた。
「ありがとう。」
「どう致しまして。」
けいたはにこっと笑ってまたキスを求めて来た。
調子にのるな。
そう思ったけど今怒らすのは得策じゃない。
私は仕方なく受け入れた。
今度は舌まで入れて来た。
気持ち悪い。
悔しさで涙が出そうになったけど、それもグッとこらえた。
泣いたら負けな気がした。
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