監禁

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「なに…言ってるの?」 薄暗い部屋に目が慣れて来た。 けいたとは一年くらい会っていなかったけど、椅子に座っているあの顔は間違いなくけいただ。 ニコニコした顔でこっちを見ている。 なんの汚れも無い澄み切った笑顔だ。 「ねぇ。これ外してよ。」 右手をジャラジャラと振って見せた。 「駄目だよ。それを外すと危ない。ちさは死んでしまうかもしれない。」
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