アナタダケミテイルノ

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「トモヤン、痛みとかある?」 ハルは診察室につく前に俺に聞いた。 俺は、問診かと思い、きちんと答える。 でも、相手がハルだと、話しやすいような、話しにくいような、なんとも言えない恥ずかしさ。 「ん~、今はない。けど、出すときは地獄だ。」 すると、ハルは嬉しそうだ。 なんて女!俺がちょっとムッとしたのに気付いたのか、ハルは慌てて言った。 「違うの。症状がひどくなければ、お昼ごはん一緒にどうかなって。私、お昼であがりなんだ。どう?」 ハルは、笑っていた。 俺は、考える前に、首が縦に振られていた。 一目惚れ、したのは、俺だったのかもしれない。 ハルの眩しい笑顔に、ケツと共に心も痛くなりだした。 ハル、心のイボ痔、治せよ?
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