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白雪姫が次に目覚めると、すっかりあたりは暗くなっていました。
ようやく少し様子がおかしいと思ったのか、
慎重にあたりを見回して
狩人がいないことを確認してから
姫は、うろを抜け出しました。
「まさかさっきの言葉は…」
はっと、その愛らしい口元を押さえて、姫は言いました。
「『耐久隠れ鬼』をしましょうという意味だったかしら…!?
分かりましたわ。狩人さん。私負けませんから!」
えいえいおーと気合を入れて、姫はさらに森の奥へと駆けていきました。
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