9人が本棚に入れています
本棚に追加
それからさらに2時間後、
さすがの姫も疲労と空腹に耐え切れなくなってきてその場にしゃがみこんでしまいました。
じっとしていると夜の森ほど恐ろしいものはありません。
ぎゃぁぎゃぁと何か恐ろしい鳥が鳴いています。
狼の遠吠えが聞こえてきます。
姫は、ひとつ身震いすると、
「おにーのぱんつは
いいぱんつー」
立ち上がって
なぞの歌を歌い、
恐ろしさを紛らわせて、再び駆け出しました。
「つよいぞー、つよいぞー」
最初のコメントを投稿しよう!