†目を開けたらそこはー…†

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『ここの世界はね、 息を止めると、誰にも姿が見られないようになるみたいなんだ』 なるほど… それで他のトイレに隠れた人たちの悲鳴が聞こえないワケだ。 みんな息を止めていたから、あの"何か"に姿を見られることはなかったってことか… 「そうなんだぁ。 あ、取りあえずここ出よっか!」 『うん!』 私と男の子は、再び手を繋ぎ、トイレから出た。 「そーいえば、まだ名前聞いてなかったね! 私は斑っていうんだ♪ キミの名前は?」 『僕のことはリンでいいよ!ヨロシクね♪ 斑お姉ちゃん!』 .
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