†目を開けたらそこはー…†

5/11
前へ
/11ページ
次へ
しばらく走っていると、その子は首だけを私の方へ向け、 ニカッと笑いかけてくれた。 どうやらこの子は男の子みたいだ。 私もそれに応えて 微笑み返した。 またしばらく走っていると、数十メートル先に、左の壁と壁の間に道があったのだろう… そこから出てきた男の人が、悲鳴を上げながらこっちに向かって走ってきた。 その人の後ろには… 例の"何か"が追いかけてきていた。 つまり… このまま進めば挟み撃ちにされるということだ… 私は表情が強張った… きっと男の子もそうなっているだろう… .
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加