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しばらく走っていると、その子は首だけを私の方へ向け、
ニカッと笑いかけてくれた。
どうやらこの子は男の子みたいだ。
私もそれに応えて
微笑み返した。
またしばらく走っていると、数十メートル先に、左の壁と壁の間に道があったのだろう…
そこから出てきた男の人が、悲鳴を上げながらこっちに向かって走ってきた。
その人の後ろには…
例の"何か"が追いかけてきていた。
つまり…
このまま進めば挟み撃ちにされるということだ…
私は表情が強張った…
きっと男の子もそうなっているだろう…
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