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前後を振り替えると…
もう十メートル先まであの"何か"が迫ってきていた…
冷静になろうとしても、頭がそれを許してくれなかった。
私はふと二,三メートル先を見ると、
左の壁と壁の間に道があったのが見えた。
私は逃げ道がないと思い、男の子の手を引っ張って、
その道に入っていった。
すると、私たちの後ろから走ってきている人たちもついてきた。
しかしそこは…
行き止まりだった…
だが…、
男子トイレ,女子トイレと書かれていたのが見えた。
私は一旦男の子と手を放し、他の人と共に、それぞれに別れてトイレに隠れることにした。
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