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私は、女子トイレの一番奥のトイレに隠れた。
トイレの隅っこに小さく座って、息を殺した。
私たちが隠れ終えたと同時に、あの"何か"が女子トイレに入ってきた…
―スル…スル…スル…
一個ずつトイレを調べているようだが、一切悲鳴は聞こえなかった。
すると…
―スルスル…
あの"何か"の布を擦る音が隣りにきていた…
私はよりいっそう息を殺した…
…とうとうあの"何か"が私が隠れているトイレの前で止まった…
―ドクン ドクン ドクン…
私の心臓の音が激しく聞こえた…
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