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克「弱くてゴメンな…」
克也はそう言って悲しそうに笑う
華「克也…」
克「一週間、ずっとずっと後悔してた…
何で、あんな事言ったんだろうって…
何で、手放したりしたんだろうって…
んで…答え見つけた」
華「答え…?」
ゆっくりと繰り返した私に克也は頷く
克「そ…答え
俺は弱かったんだ…
華が自分のもんだってわかってても、どうしても不安で、華はまだ…アイツの事が好きなんじゃないかって…すげー怖かった」
克也…
今にも泣き出すんじゃないかって位、弱々しい声に、再び克也に視線を戻すと私をしっかり見つめたまま、笑った
克「何、泣きそうな顔してんだよ;;笑」
華「だって、私の「せいじゃねぇ…
言ったろ?
俺が弱かっただけだって」
私の言葉を遮って話す克也に思わず涙が溢れた
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