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こうしたサポーターの活動を、クラブはさりげなくサポートしている。
ある日のこと、横浜 F・マリノス公式ホームページのブログに、サポーターが張ったポスターを見上げるトップチームの選手の写真が掲載されていた。
「こんな写真を見ると『クラブも分かってくれているんだ、また頑張ろう』という気になるからね」とサポーターの一人は明かす。
こうした小さなコミュニケーションの積み重ねが、新たなモチベーションの喚起につながるのである。
またサポーターの要望に対するクラブの対応も、「とても迅速に、丁寧に返事をくれる」(サポーター代表)ようになった。
サポーターたちが張って回るポスターのデザインにも、すでに彼らの声が幾重にも反映されている(下の囲み記事参照)。
こうしたサポーターたちとクラブの関係を、永島部長は「距離感」と表現する。
適切な距離感をいわば“あうんの呼吸”で保つことで、共同作業がうまくいく。
「サポーターが何かしてくれたから、お金やモノで報いるという関係ではない。
彼らとクラブは一緒にやっている間柄。
クラブがサポーターのパワーを認めている、彼らのアイデアを参考にしている、そのことがお互いの喜び。そこを大切にしていきたい」(永島部長)。
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