ケース:横浜 F・マリノス

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  山形でみちのくダービーが行われた翌週、雨降る横浜市青葉区の商店街に、 横浜 F・マリノスのサポーターたちの姿があった。 花屋、クリーニング店、カメラショップ、中華料理店、旅行代理店…。 傘をさしながら、地図と店舗リスト(p.6の囲み記事参照)を手に、一軒一軒確認しながら訪ね歩いていく。   「こんにちは! 横浜 F・マリノスのサポーターです。ポスターを張り替えさせてもらいに来ました」 すでに顔見知りになっている店主が気軽に応じる。 「どうぞ。勝手にやっていいよ」。すっかり信頼されているようだ。 営業の邪魔にならない場所に、でも少しでも目立つようにポスターを張らせてもらい、 「ありがとうございます。来月また来ます」。そしてまた次の店へと向かっていく。 昨年から横浜の街では、このようにサポーターたちがポスターを張る風景が月に1度、見られるようになった。
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