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それまで横浜 F・マリノスのクラブとサポーターとの関係は、どこかよそよそしいものだった。
サポーターミーティングなどを開催していた時期もあったが、30以上もあるサポーターグループが、
互いに相反する内容の要求を主張することもあり、必ずしも効果的な話し合いにならなかった。
また、幾つかのグループだけを選んで話し合うことは、他のグループから反感を買うリスクをはらんでいた。
しかし、「クラブもサポーターも、F・マリノスを盛り上げ、
満員のスタジアムで選手に思う存分プレーしてもらいたい、という想いは一つのはず」
と考えた永島部長は、新たな一歩を踏み出すことを決意。
その日の試合終了後、スタジアムの一室で、サポーターグループの代表たちと、クラブの主要メンバーによる話し合いが実現した。![image=191781671.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/191781671.jpg?width=800&format=jpg)
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