-2万人に届いたクラブからのメッセージ

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 それまで横浜 F・マリノスのクラブとサポーターとの関係は、どこかよそよそしいものだった。 サポーターミーティングなどを開催していた時期もあったが、30以上もあるサポーターグループが、 互いに相反する内容の要求を主張することもあり、必ずしも効果的な話し合いにならなかった。 また、幾つかのグループだけを選んで話し合うことは、他のグループから反感を買うリスクをはらんでいた。    しかし、「クラブもサポーターも、F・マリノスを盛り上げ、 満員のスタジアムで選手に思う存分プレーしてもらいたい、という想いは一つのはず」 と考えた永島部長は、新たな一歩を踏み出すことを決意。 その日の試合終了後、スタジアムの一室で、サポーターグループの代表たちと、クラブの主要メンバーによる話し合いが実現した。image=191781671.jpg
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