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「まあ入れよ」
青年に促された少年、リハネが部屋に上がり込んだ。白いジャージに緑のタンクトップを来ている。
「…15~16ってトコか。お前の能力、見せてくれよ」
後ろから鮮明に声が聞こえた。青年は前に居る筈なのに、声が後ろから聞こえてくる。
たまらず振り返ったリハネの前に居たのは銀髪の青年だった。部屋とリハネの後方に一人ずつ居る。
「…人に聞くときはまず自分からってな……俺はネリル。俺の能力はまぁ、こんなとこだ」
部屋の中のネリルが振り向くと共に言った。
少し気だるそうな雰囲気を漂わせている。
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