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昼休み
私と千佳と亜矢は
昨日のホラーテレビの話しで盛り上がっていた。
千佳「あれはヤバかったよね~。」
夏美「超怖かった~。」
話はさらに盛り上がり、
噂話とか都市伝説などの話もした。
すると……
突然、亜矢が
亜矢「あっ!そうだ。
二人共って知ってる?」
夏美「爪さがし?」
千佳「何それ~?」
身を乗り出して尋ねる千佳。
亜矢「うんっ!
噂なんだけどさ~。
昔、どこかの病院で二人の女の子が誰かに殺されたんだって。
その子たちは姉妹で一人は心臓を刺されたの、
そしてもう一人は……」
亜矢はその先を言うのをためらった。
夏美「亜矢?
どうしたの?
もう一人はどうなったの?」
亜矢「ごめん。
なんでもない。
もう一人は…殺されたあとバラバラにされたの…。」
夏美・千佳「バラバラ……」
亜矢「うん…。
そして犯人はバラバラにした遺体の爪だけ、どこかに隠したの。
それを探すっていう遊びなんだけど…。
やってみない?」
千佳「え~怖いよ…。」
さっきとはまるで、
別人の千佳に対して夏美は
夏美「遊びって…
どうやってやるの?」
意外にも冷静だった夏美。
亜矢「まずね、
何人かで円になって隣の人と手を繋ぐの。そして目をつぶって頭で想像するの!」
夏美「何を…?」
亜矢「女の子がバラバラになった姿を。
そうすると、見知らぬ病院に行けるんだって~。
そこで爪を探すの!!」
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