2度目

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水曜になればユウヤに会えるわけじゃない。 ユウヤに電話をかけるのは私ばかり。 どんどん淋しくなって、溜息ばかりになって。 来ない電話に、携帯なんかいらないって思った。 離れれば、忘れられる。 私からもユウヤからも。 私は忘れられなかった。 会いたかった。 月始めの水曜に会える。 最後にしなきゃ。 奴とも連絡をとらないようにした。 ユウヤとも切らなきゃ。 つきあうことの意味はわからない。 でも、誰かのものである人のそばにいたって、ただ虚しくて淋しいだけ。 嘘ばかりの虚構の恋愛。 幸せなんてあるはずもない。 私を本気で好きになってくれる人なんていない。 淋しければ、体を与えれば誰かはそばにいてくれる。 けど、それは、淋しさを増すだけ。 一瞬の安らぎはすべて偽物なのだ。 嘘を突き通しても…、すべてが真実でも…、自分で自分を傷つけるだけ。 愛されたいと思うのなら、こんな関係はやめてしまったほうがいい。 私のものにならない人を追いかけるのは時間の無駄なんだって、 思いたくても、思えないほどに、心だけは寄り掛かる。 決して言葉には出さない。
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