2つ年下の男

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陽介の家から帰って、次の休みの日に友達に会った。 陽介のバンドと私の友達は仲良くしていた。 友達は陽介のバンドのボーカルに電話をして、陽介に彼女がいるか聞いてくれた。 答えは YES。 現在、彼女がいるのだ。 あの部屋で彼女と住んでいたのだ。 疑われて当たり前。 別れた彼女の私物が、あんなに部屋に残っているなんて有り得ない。 もしも嘘をつくのなら、もう少し上手く嘘をついて欲しかった。 私の友達が、陽介のバンドのメンバーの携帯番号を知っていることもわかっていたのなら、友達の口を塞いで欲しかった。 救われたはずの心は、更に傷を負って戻ってきた。 自分がひどくかわいそうに思えた。
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