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翌日、昼の太陽がまぶしい。ケンジの心の声。
(俺が、彼に出会ったのは、ある暑い夏の午後だった)
ユリとの待ち合わせの公園だ。時計を見るケンジ。
待ち合わせまで、まだ1時間もある。
『ちょっと
早過ぎたかな』
突然、頭に響く声
(だ、誰か……)
『……ん? 誰だ?』
頭に響く声は続ける。
(み、水……)
声の主のいる方角がケンジの頭にイメージされる。
『あっちか!』
駆け出すケンジ。
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