好きな子

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 高学年になるにつれ、男子は男子と、女子は女子と遊ぶようになった。  俺も自然と周りに合わせるかのように、学校では女子のグループと遊んだ。  家に帰ると、近所に同級生がいなかった為、1人で遊ぶことが多かった。1人で遊ぶのは寂しかったが、壁に向かってのキャッチボールや、サッカーなど、女の子と出来ない遊びをするのが楽しかった。  両親が共働きだった為、祖母によくキャッチボールの相手をしてもらったのを覚えている。だから、俺はすごくおばあちゃんっ子だった。
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