ブッシュ大統領弾劾決議を下院が大差で可決

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稀代の策士として有名なニクソン大統領は、下院司法委員会で弾劾決議が可決され訴追された段階で(上院で大統領弾劾裁判が始まる前)辞任しています。 アメリカでは、衆議院の不信任決議一本で首相の首が飛ぶ議院内閣制の日本とは違い、国家元首を弾劾する手続きは少し複雑です。 衆議院(下院)が弾劾を可決した後、下院司法委員会に弾劾告発書を送り、司法委員会、下院議会と弾劾決議をする。 大統領の弾劾裁判そのものは、最高裁長官が弾劾裁判長となり上院が行います。 今回の決議は弾劾裁判の最初のハードル(議決)ですが、2対1の大差の議決ですから、時間さえあればブッシュ大統領は有罪になる確率が高い。 大統領に対する議会の弾劾決議が可決された現在、ニクソン大統領の例も有り、何時でもブッシュ辞任の可能性はあるでしょう。 ブッシュが辞任した場合にはチェイニー副大統領が自動的に昇格し、前任者の任期一杯まで大統領職を勤める。 『日本のマスコミは北朝鮮並』 幾等アメリカでもこういうこと(弾劾決議)は滅多におこりません。 そして、アメリカの大統領選挙に世界で一番関心がある日本(関心度日本人83%、アメリカ人80%)で、大統領の弾劾や辞任に関心の無い日本人もたぶん一人もいないでしょう。 アメリカ議会での大統領弾劾裁判のニュースもすごいニュースです。 しかし、アメリカ大統領弾劾決議を、日本のマスコミが全く報道しない(ニュースにならない)今日の新聞やテレビの現状が、北朝鮮並(中国より悪い)である事が白日の下に、日本人の読書の皆に判ってしまったのも、すごいニュースだ。
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