ブッシュ大統領弾劾決議を下院が大差で可決

2/3
前へ
/96ページ
次へ
6月11日米国下院でブッシュ大統領弾劾決議が可決された模様。 日本ではこれまで新聞・テレビなどで全く報道されていませんが、 一貫してイラク戦争に反対しているデニス・クシニッチ・民主党下院議員が提出していたブッシュ大統領の弾劾決議案を、下院本会議が、251対156という圧倒的多数で、それを司法委員会に送付することを可決した。 民主党デニス・クシニッチ下院議員は58ページにも及ぶ弾劾決議案文を五時間かけて読み上げた。 「イラクとの戦いを擁護する間違った論拠を捏造した」 「9・11は不正に、組織的に犯罪的意図をもって実行された」 「イラクを米国に対する差し迫った脅威と思わせて国民、議会をミスリードした」 「大量破壊兵器を所有したと信じ込ませた」 「国連憲章に違反して主権国家イラクを攻撃した」 「イラクに米国の永久的な軍事基地を設立した」 「捕虜を拷問した」 「国民の税金を浪費した」 など、イラク戦争に関してこれまでに明らかにされた不正、犯罪の数々を、35項目にわたって弾劾の理由にあげている。 特に注目したいのは、弾劾理由の2番目『9・11は不正に、組織的に犯罪的意図をもって実行された』と、内部犯罪説を匂わせている点である。
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加