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―木本 華 16歳
それが私。
「はぁー今日も暇ぁー」
昼食の時間。友達の机で弁当を食べながらそう言った。
ただ高校行って、友達と話して、テレビを見る。
そんな生活飽きた。
刺激のある毎日がほしい。
でも、友達の反応はいつも一緒。
「あたしも」
…とか
「だよねぇ」
…とか。結局はそうやって言い合うだけの仲。
友達って何?
「華ぁー彼氏作ろマジで!!」
そういうのは愛に飢えてる朝倉 麻衣。
小学生からの腐れ縁。
「出来たら苦労してねぇつのっ!!」
ってか友達でさえ居る意味分かんないのにいるわけないじゃん。
「だから合コンすんじゃん!!」
はぁーまた合コン。私は正直、うんざりだった。
「いや。合コンなんてろくな男いないし」
「つーか最近さぁー付き合い悪くね?」
麻衣はストレートにものをいう。
あたしとは真逆の性格。
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