名繰書集

非婚主義

最近、「婚活」が流行っているようだが、私には結婚願望は全くない。「何故しないのか？」とよく聞かれるが、しても幸せになれるとは思わないからしない。
逆に、既婚者には「何故したのか？」と問いたい。
例えば、お菓子を食べるのは美味しいから、本を読むのは面白いから、会社に勤めるのはお金を稼ぐため、といったように、何をするにも動機がある。
ならば、結婚にあっても、今ある独身という状態から、別の状態である既婚者に変わるという行動を起こすのだから、やはり動機が無ければしないのが普通だと思うのだが。
そこで、私は質問者に「なぜしたの？」と聞くと、「するもんだから。」と答える。

　結局、結婚するのが当たり前だという偏見があればこそ、前述のような質問が生じるのである。
しかし、私も、これ程非婚者が増加しなかったら、やはりしていたであろう。あまり特異に見られるのは、生きにくいからだ。そういう意味では、今の状況は非常に有難い。
　するもしないも、個人の価値観次第。住みやすい社会になって来たと思うのは、私だけだろうか。

ちなみに、少子化を問題視する声もあるが、これは一夫一妻を辞めれば解決するでしょう。