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静かな森
夢の中さめないで――。
深い森 さまよって歩いてく後ろ姿
どこまでも遠ざかって
見えなくなって 僕は泣き出す
転んで血が濃くなって溢れて
とまらない涙みたいに
静かな森
心 揺れる 揺らして
瞳 閉じて 閉ざして
出口が見つからない
現実に戻りたくない――。
黒い木が出迎える
深海みたいな深い色
いらつく程に鮮やかに 染色体
静かな森
嘘 ついて つかせて
声 聞いて 聞かせて
出口を探しに行こう
しくじってさまよって座りこんで
鐘がなる明日の朝まで
君を待ってるよ
揺らいで
揺らいで
歪んで――――。
夢の中さめないで
姿が見えなくても枯れない木の前で
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